生きていると

生きているとね 嫌なことも知っちゃうけれど

生きていないと 嬉しいこともわからなくなるから

どれだけ辛くても どれだけ悲しくても

どれだけ苦しくても どれだけ寂しくても

やがては幸せが訪れるから とっても温かい気持ちになれる



たとえ灯かりが途絶えても 命という炎は燃え続けている

続きがあるのならば いつだって可能性は消えやしない

笑うことができないのならば ないてみればいい

泣くことができないのならば 笑ってみればいい

溢れる感情を素直に伝えられるから 生きているって素晴らしい

溢れる感情を伝える方法が人の数だけあるから 命ある限り生き続けたい



生きているとね 死という未知の世界を知りたくなる

生きているから 知らない世界に逃げたくなるんだと思う

どんなに離れても どんなに遠くても

どんなに時間が流れても どんなに見えない明日があろうとも

いつかはまた会える日が来るから 見えない約束を信じたい



全てが闇に包まれても 小さな光があれば歩き続けられる

信じること忘れずいたのならば きっと叶うはずだから

わかりあえない夢や希望も 少し形になっていく

やがて来る未来を生きたなら 輝き始める道になる


 吉井貴哉

吉井貴哉くん自作のCDのご紹介

貴哉くんが自ら作詞・作曲を手がけ、ジャケットのデザインも自ら作成したCDです。今回は収録されている5曲の歌詞をご紹介します。

<収録曲>
1. ノエル
2. leaving you
3. 季 流
4. dewdrop 〜朝霧と共に〜
5. その未来に・・・
ノエル



この街に舞い降りて 夜空に咲かす雪の華
にぎわう人やうつむく人に 笑顔を贈るプレゼント


街の灯りに照らされて反射した頃・・・


どこまでも響く ノエルの鈴の音
誰もが口ずさみ 夜空を見上げるだろう


たくさんの色に染める イルミネーションちらちらと
願いごと運ぶように 吹き抜ける小さな風


真夜中に眺めてる窓の外にはきっと・・・


光を放つ1つの星が語りかけるよ メリークリスマストゥユー
夢を見てるような世界を創りたくて 特別な日と名を付けたんだね


いつまでも残る 1つの思い出
来年もきっと 今日を思い出す
どこまでも響く ノエルの鈴の音
誰もが口ずさみ 夜空を見上げるだろう


みんなに届け ノエルの鈴の音
leaving you


初めて出会った頃よりも大人っぽくなったよね
お互いの夢を語り 支え合い歩いてきた

時は流れを止めやしない 魔法なんかもかからない
いつかは僕らはなれてく だから唄うよこの歌を・・・

忘れないよ走りぬけた日々 時に転び迷ったけど
ここまできたことを祝うよ そっと近づく別れの日

1年、2年と日々が過ぎ あの頃を振り返れば
あまりにも子供だったと懐かしく思えてくるよね

今は君とは合えないけど 時は僕らを成長させる

君が唄ったあの歌は 今だに胸の奥にある
不器用すぎて届かずの 大切なことここにある

鼻の上に降りてきたのは 白い雪という思い出と
たった一言引きずっている 君への思い過去になる
巡り回る季節の中で 帰る場所という記憶がある
とても大切な君だから 本当の思いさえ言えず

通り過ぎてゆく人達 その中に見覚えがある顔
君は大人になっていて溢れる思い抱きしめた

あの日あの時の二人は いつまでも輝いている
別々の道を進んだけれど それは失敗じゃなさそうだ

そして今日は明日に進んで 明日は未来に進んでく
その中で見つけられるもの そっと胸に抱きしめる

今は君とは会えないけど 時は僕らを成長させる
季  流



だいぶ寒さに慣れてきたよ もう少しで1月
気が付いたら12ヶ月 あっという間に駆け抜け

月日はどんなときも止まらず流れてく
季節はびくともせずゆっくりと進んでく

心の中 青雪降り積もり
そっと目を閉じ描いた絵に詩を
明日の色見えずに立ち尽くし
今日の色探して歩き出す

少しの小さな白い帽子に 惹かれたのは1月
頭の上にちょこっとのってる 姿形が愛しく

新風が通り過ぎて季節を運んでくる
いつかは動き出すと信じて時を待つ

水色の空ちぎれて溶けたなら
きっと誰もが失う 大事なもの
そのままずっと歩いて向かう先は
夢見ている世界と同じかな
最後の雪が降る頃
辺り一面静寂になり 扉が開いてく
そしてそのまま光が覗き出し
新しくなる季節へ進みだす

心の中 青雪降り積もり
そっと目を閉じ描いた絵に詩を
明日の色見えずに立ち尽くし
今日の色探して歩きだす

いつものように目覚めた朝の匂い
ほんの少しだけ変わった世界の色
見つめた先に転がる丸い光
掴もうとしても掴めずに そこにある
dewdrop 〜朝霧と共に〜



窓が風に揺れて ピタリと閉まった
さっきまでが嘘みたいに 音などしない


だけどそれ悲しいことね
音が無い世界なんて


同じ球の上で つながらない思い達
いつかは1つになる 1歩からでもゆこう


高くなる波の瀬 抑えることが
防波堤だけでは とても荷が重い


小さいうち気づかないで 後になって慌てる


同じ球の上で 争い続ける者の
気持ちを探したら 命1つじゃ足りぬ


生きるための理由なんて 死ぬための理由なんて
わからずに悩んでいる まだ旅は続くよ・・・


同じ球の上で つながらない思い達
いつかは1つになる 1歩からでもゆこう
きらめく葉の雫 たった1滴の願い
叶うと信じてる 小さな声よ 届け・・・
その未来に・・・



夜空に星が幾千と
ちらばる様が美しく
寒さが沁みるこの季節
君との距離を埋めたくて

何気ない素振りが僕を惑わせる
話していることなんて頭に入らなくて

ありきたりな言葉 並べてみても
君に届けたい言葉はそれだけじゃない
明日、明後日と時間は進んで
このままじゃ君といつかはお別れ

舞い散る木の葉が目の前を
通り過ぎてく風に吹かれ
時の流れもこんな風に
僕達をどこかに連れていく

そろそろお互いの道に進むとき
歩き始めるために思いを届けたい

溢れる嬉しさや悲しみも全部
君と感じ合いたいそれが一番の願い
夢を語り合うのが少し不安で
君のその未来に僕はいるのかな

信じることをやめた いつかの僕を
救ってくれたのは 紛れもない君でした

やがて来る季節 雪を降らして
街一面の雪 自然の優しさ感じ
この道を君と歩いてみたいな
僕には君が必要だと知ったんだ

この雪にそっと願いを託すから・・・